私の勤める会社には、美しくやり手の唯一の女役職者がいる。
偶然にも私の直属の上司だ。
業務に意欲的で野心家な彼女に学ぶことは、多いかもしれない。
いや…。
学びではない、これは従いだ。
彼女の指導は命令であり、彼女は女独裁者だ。
今日も屈辱的な罵倒と過酷な上司命令が下る。
・・・口惜しさが快感に変わったのはいつからだろうか。
このミスを犯している書類を彼女に提出しよじゃないか…。